歯科医院は歯が痛くなってから行く場所と思っていませんか? 虫歯も歯周病も初期はほとんど自覚症状はありません。 特に歯周病は進行すると歯を失ってしまうとても怖い病気です。定期的に検診を受け歯石除去を行うことと日頃のセルフケアとあわせて、大切な自分の歯を守ることができます。 |
虫歯や歯周病は、お口の中にいる細菌によって発症する「感染症」ということをご存知ですか? 虫歯、歯周病に罹患しているお口の中には、必ず原因となる細菌が特定されます。また、原因となる細菌の数を減らせば新たな発症を防げることが最近の研究で明らかになってきました。 原因菌を徹底的にゼロに近い数値へ減少させることを目的としてお口のケアを行っていくのが「予防歯科の虫歯菌ゼロコース」です。 原因菌は歯の表面のみに存在し「バイオフィルム」と呼ばれる薄い膜になって膜の内部で増殖していきます。この膜はいったんできてしまうと日常生活のブラッシングで除去することは不可能で、飲み薬や塗り薬が直接効かない環境を作ってしまい状態になってしまいます。 歯科衛生士による、専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処理(PMTC)によってのみはぎとることが可能です。 PMTCによって膜を除去した後に、お口の中にフィットしたトレーを用いて除菌効果のある薬を一定期間歯の表面に塗布します。 この方法は薬が唾液で希釈されることなく、安全かつ確実に抗菌剤やフッ素などを塗布することが可能で、虫歯菌や歯周病菌の除去法として期待されています。 |
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レントゲン写真、診察状況などを全てネットワークで管理しているので、久しぶりに来られても大丈夫です。 画像やカルテを確認しながら、分かり易く安心感をもって納得して治療いたします。 検査の場合は診断書を作成し、プリントした物をお渡しいたしますので、自身の治療状況等が分かり易く安心していただけます |
「歯を磨いているのに虫歯ができてしまう」ことの根本解決の糸口として「まず自分の虫歯リスクが高いのか低いのかを知る事が大切」です。「低リスクの人は虫歯があっても進行しにくく、逆に高リスクなら虫歯が多発する恐れがあります。」 唾液検査では、虫歯発症のリスク因子を8項目に分けて、項目ごとに状態をつかみ、全体で虫歯になるリスクの高低を判断する検査です。例えば「虫歯菌比率」は、口腔内常在菌のうち虫歯菌の割合で、1%を過ぎると危険とされ、5%がハイリスク。逆に0.1%未満ならノーリスクに区分されます。 また、酸性になりやすい口の中を中性にもどす唾液の役割も重要であり、その能力はphを測定して判断します。虫歯菌が多いと唾液は酸性になりやすくなります。Phが約5.5以下になると歯の表面のエナメル質が溶かされて虫歯のきっかけになるため、唾液のphは7.4前後が望ましいのです。 また、酸性の環境を好み、虫歯の進行にかかわるとされる乳酸桿菌を調べると、歯垢の除去が不十分で甘いものの摂取が多いと菌の数が跳ね上がります。 このような虫歯菌 「胃潰瘍にも原因菌の除菌治療があるように、虫歯ハイリスクの人向けに、2000年に国内で初めて紹介されたのが虫歯菌の除菌療法3DS(Dental Drug Delivery System)です。 |
口腔内の虫歯菌の数や唾液の量を検査して虫歯になるリスクを診断したり、虫歯のもととなるミュータンス菌そのものを取り除く、<予防療法>が注目されています。 むし歯の原因となるのは主にミュータンスと呼ばれる菌(MS菌)です。95%の日本人の口の中に常在しており、唾液を通じて親子感染しやすくなります。人によって数が違い、多い人ほど歯垢が歯に付着しやすく、虫歯になりやすいと言われています。 |